2012年10月3日水曜日

廃棄物の焼却(野焼き)について調べた

ブログに今まで書いてきたことと全然関係のない話題ですが、知り合いから頼まれて少し調べてまとめたので、誰かの参考になるかもしれないので、載せておきます。


!注意!
他に都道府県条例や市町村で規制されている可能性があります。
法律の話につきものなんですが、”やむを得ないもの”、"軽微なもの”などの文言があり、解釈によっては違法と判断される場合もありますので、ご注意を。


1.野焼きを禁止する法律

廃棄物の処理及び清掃に関する法律の第十六条の二の規定により、廃棄物の焼却は、一定の場合を除き禁止されている。
(焼却禁止)
第十六条の二  何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
一  一般廃棄物処理基準、特別管理一般廃棄物処理基準、産業廃棄物処理基準又は特別管理産業廃棄物処理基準に従つて行う廃棄物の焼却
二  他の法令又はこれに基づく処分により行う廃棄物の焼却
三  公益上若しくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるもの

 一から三までの例外をのぞき禁止されています。
この例外の例を挙げると以下の様なものになると思います。


1.ごみ焼却場などでの焼却

2.他の法律で燃やすように定められている場合(家畜伝染病予防法などに規定あり)

3.以下に記載


一号、二号については、普通は関係ないと思うので省略します。
三号の"政令"の内容は以下です。


2.法律を補足するための政令


廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の十四条で、細かい例外が定められています。
(焼却禁止の例外となる廃棄物の焼却)
第十四条  法第十六条の二第三号 の政令で定める廃棄物の焼却は、次のとおりとする。
一  国又は地方公共団体がその施設の管理を行うために必要な廃棄物の焼却
二  震災、風水害、火災、凍霜害その他の災害の予防、応急対策又は復旧のために必要な廃棄物の焼却
三  風俗慣習上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却
四  農業、林業又は漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却
五  たき火その他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であつて軽微なもの

それぞれの例を挙げます。

1.市役所などの機関が河川敷の草を刈って燃やす

2.たき火をして消火訓練をする

3.風習として行われているようなもの。

4.もみ殻を燃やす

5.キャンプファイヤーや集めた落ち葉を燃やす(軽微なものに限る)

個人では、三から五までが関係あります。

三の風俗慣習上には、若草山焼きなどの大きな行事はもちろんですが、どんど(とんど)焼き、お盆の迎え火のような個人で行うようなものも含まれると思われます。

四には、”やむを得ないもの”との制限がついていますが、この制限はそんなに厳しいものではないと思います。
燃やさないと身に危険が及ぶなどの場合でなくても、廃棄物として処理していては仕事にならないというような理由でも十分該当すると思われます。
例えば、あぜ道の草刈りをしたが、その草をいちいち産業廃棄物として処理業者に処理をいらいすることは、現実的(金銭的)にできない判断できますので、該当すると思われます。

五については、軽微なものという制限がついています。
例えば、一般的な大きさの個人宅の庭の落ち葉を集めて、たき火をするというような場合は、十分該当すると思われます。

法律の目的から言って、例外に該当すると思われる行為で合ったとしても、周りの環境に大きな影響をおよぼす場合は例外から除かれるという可能性もあります。
例えば、山の中にある田んぼよりは、住宅街の中にある田んぼで草を燃やした場合のほうが周辺に影響があると言え、例外にあたらないと判断されることは十分にあると思われます。


3.結局

条文を文言通り読めば、落ち葉やちょっとしたゴミで個人が行うたき火は合法だと読めます。
でも、上でも書いたように、周辺への影響も判断されるかもしれませんので、周辺に住居などが無い場所でないとできません。


当たり前な結論ですが、

周りの迷惑にならない範囲のたき火なら大丈夫ってことだと思います。


どこまでを”軽微なもの”、”やむを得ないもの”とするかなど、最終的な判断は処分権者(最終的には裁判所)の判断となります。

微妙だなと思ったら、個別の事情、状況を話して、市役所または消防署に相談するのがよさそうです。




*やっぱり法律って難しいですねぇ。