2010年5月9日日曜日

USB無線LANアダプタ電波男 GW-US54GDを使う




















日付が2010-05-09になってますが、実際に書いたのは、2008年です。

住宅事情からデスクトップでも無線LANを使わないといけないので、USBの無線LANアダプタを買うことにしました。


完全な衝動買いで「電波男 GW-US54GD」というのを買ってしまいました。




アクセスポイントを探索する機能がついてて、いろんな場所で検索してみたりしました。


とりあえずWindowsで使ってみましたが、専用のアプリケーションを使って設定するんですね。


PCカードの時は、挿すだけで認識してWindowsの機能で接続していたので、少し面倒な気もするかな・・。これが普通なのでしょうか


感度の方は、特に悪いわけではないですが、特に良いわけでもないというところです。


Windowsの方で動くことを確認できたので、次はLinuxの方で使ってみました。





参考リンク


YANO’s digital garage PLANEX GW-US54GXS / 2007-07-26 (木)


環境はPlamoLinux 4.22で、カーネルのバージョン等はもとのままです。


検索したところGW-US54GDはZyDASというところのチップが入っていて、zd1211という標準のドライバで動くらしいですが、Plamoの標準のカーネルでは、このドライバが入ってないのでカーネルを再構築する必要があります。





参考リンクにしたがって、ソースを書き換えます。


1.lsusbコマンドで、IDを確認します。



#lsusb


BUS 005 Device 005: ID 2019:ed01


BUS 004 Device 001: ID 0000:0000


BUS 003 Device 001: ID 0000:0000


BUS 002 Device 001: ID 0000:0000


BUS 001 Device 001: ID 0000:0000


BUS 000 Device 001: ID 0000:0000



こんな感じで出ます。USB機器がついていなかったらこんな感じでわかりやすいんですが、いくつかの機器がついているような場合は、参考リンクと同じように-v オプションをつけてじっくり確認してください。


この場合だと 2019 と ed01 という文字列が必要になりますので、メモしておきます。





2.書き換え



vi /usr/src/linux/drivers/net/wireless/zd1211rw/zd_usb.c


   { USB_DEVICE(0x2019, 0xed01), .driver_info = DEVICE_ZD1211B },


   こんな感じで、先ほどメモした文字列を書き入れます。


   書き換える部分は、ファイルの最初の方にあります。似たような文が並んでいるので、なんとなくわかると思います。大丈夫です。




vi /usr/src/linux/drivers/net/wireless/zd1211rw/zd_usb.c


   [ZD_REGDOMAIN_JAPAN] ={1,14},


   [ZD_REGDOMAIN_SPAIN] ={1,14},


   [ZD_REGDOMAIN_FRANCE] ={1,14},


~省略(英文で日本のチャンネル(?)についての説明が書いてあるのかな)


[0x49] = { 1, 15},


};


こちらもファイルの最初の方の部分で、国名が並んでるのでなんとなくわかると思います。この赤字で示している記号の直前に1行挿入するのがベストだと思います。



3.カーネルオプションを設定して、make





4.firmwareをコピーする


ZD1211 USB WLAN Linux Driverからfirmwareをダウンロードしてきます。


ここからが参考リンクと異なります。/lib/firmwareではなく /usr/lib/murasaki/firmware.dに zd1211ディレクトリを作り、ダウンロードしたアーカイブの中身をコピーします。





モジュールを読み込めば、iwconfig で eth1 ができていました。





慣れた人だとこのぐらい直ぐわかるのかな・・・。すごく時間かかっちゃいました。


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